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趣味の書道・京都・写真をつれづれなるままに
2014年06月08日 (日) | 編集 |
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昨日(6月7日)福井市の福井県立美術館へ、第64回福井県書道展を見てきた。
私の表彰式出席も兼ねている。

展示された自作品を見て、またまた(何回目?)落ち込んだ。
自分で書いておいて何だが、己の駄作を前に膝から崩れ落ちそうだった。

毎回、毎回、会場で自分の作品を見ると何でこうもアラが目立つのだろう?
あんなに一生懸命書いたのに、ヘボ過ぎる。みっともない事この上なしだ。
作品展に行くたびに落胆して帰ってくる。私は何のために出掛けていくんだろう?

いつかは自分の作品を前に胸を張りたいものだ。

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会場には入選から特選までの364点が並べられた。ジャンルは漢字、かな、前衛など多彩だ。
最高賞の知事賞には上山惠子さん(福井市)のかな作品が輝いた。
私の前衛作品も準特選をいただいた。それがこれだ。

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題名は「and you」(60×180センチ)。「足」という文字を一旦分解して再構成している。
淡墨で書いた後、濃墨を重ね、奥行きを出してみた。

他にも前衛書があった。気になる作品を撮ってきた。

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さすが、特選を受賞するだけある。紙面構成が見事。計算されている感じを受ける。

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こちらも特選受賞作。造形が面白い。

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そしてこれが上山さんの最高賞作品だ。

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レベルの高い作品は1ケ所に集められる。私の作品はここにはない!
いろいろと気なった作品をご紹介。

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淡墨による大字書。これは納得の受賞。大字書の中には「ん?」と感じるものもあった。
(私も言われているかもしれん…。)

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最近、私はこういう朴訥な感じの隷書が好きだ。

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似たような感じでもう1作。不揃いなのがいい。軽やかで楽しい。

表彰式の中で、審査委員長による総評が聞けた。
基準となったのは2点。
作品の紙面構成が優れている事と澄んだ切れのある線でかかれている事だそうだ。
この話が聞けたのは大きな収穫だった。

私は、ライバル達の作品の部分をクローズアップして写真を取りまくった。
テクニックを開明するためだ。
(今回はすごく真面目に終わる。)





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